シビルウェディング(市民結婚式)

全日本ブライダル協会が実施しているシビルウェディングの説明と執り行う上での資格取得について

シビルウェディングとは

ふたりの婚姻の意思表示である婚姻届。日本ではただ役所に提出するだけですが、欧米では婚姻届にカップルが著名することが重要なセレモニーとなっており、市区町村庁舎のセレモニールームで、市区町村の長または係官の司式者によって執り行われます。

このセレモニーは婚姻の法律上の手続きを完了させることが目的で、「Civil Wedding(=市民結婚式)」と呼ばれています。

宗教によらない結婚式(一般に人前結婚式と呼ばれるスタイル)は日本でも珍しいものではなくなり、全国平均で26%を超えてきました。しかし、現在行われている人前結婚式はセレモニーのスタイルとして確立されたものではありません。また、司式者不在のため儀式としての厳粛さや重厚さに欠ける面は否めません。

そこで、全日本ブライダル協会が提唱するのが、伝統的な欧米スタイルを取り入れ、現代のライフスタイルに合わせた「シビルウェディング」です。

いままでの人前結婚式との違い

これまでの司式者不在の人前結婚式とは違い、司式者が厳粛に格調高く司式を執り行います。そして法律上の結婚成立を第一義と考え、結婚式の前にあらかじめ役所に婚姻届を提出、その長が発行する「婚姻届受理証明書」の交付を受け、列席者全員が立会人となる結婚式の中で披露し、その立会人一同に婚姻成立を宣言するセレモニーです。

「シビルウェディング」は宗教に拠らないセレモニーですので場所を選びません。ガーデン・アトリウム・ホワイエ・プールサイド・美術館・遊園地など、ふたりのウェディングテーマのイメージに合う場所や思い出の場所がセレモニー会場に、また挙式スタイルも洋装・和装など、ふたりの好みのスタイルを選んでいただくことができる、まさに新世代のウェディングスタイルです。

全日本ブライダル協会では、提唱する「シビルウェディング」にご賛同いただける沢山の皆様をお待ち申し上げております。そして「シビルウェディング」が正しく理解され、全国各地で行われることを願っております。

  • フリーのシビルウェディングミニスター・ディレクター、またはプロデュース会社所属のミニスター・ディレクターは、各都道府県に設置されているエージェントに所属していただきます。
  • ホテル・式場勤務のシビルウェディングミニスター・ディレクターはエージェントに所属していただかなくて結構ですが、勤務ホテル・式場以外で司式・進行を行うことはできません。
  • ホテル・式場のシビルウェディングミニスター・ディレクターの方で退職などの理由により、エージェント所属のミニスター・ディレクターとして活動を希望される場合は、再認定料として2万円が必要になります。

シビルウェディングミニスターとは

シビルウェディングのセレモニーを司るシビルウェディングミニスターは、全日本ブライダル協会の養成講座と実地試験を終了し、協会が認定した方々です。当日の司式を格調高く執り行い、心からの祝福の言葉を贈り、そして末永くふたりの結婚を温かく見守ってくれる存在です。

現在、全国で618名の方が「シビルウェディングミニスター」の資格を取得され活動中です。またこの趣旨には多くの著名人、政界からも賛同を得、応援いただいております。

シビルウェディングミニスターになるには

市販の履歴書(写真添付)、名刺と2通の推薦状が必要となります。

推薦状は①エージェントの社長、又は所属するホテル・式場の社長。②商工会議所役員・市区町村長・議員など公職にある人、の2種類が必要です。書類選考の上、シビルウェディングミニスターにふさわしいと判定された方に書類到着後2週間以内に全日本ブライダル協会より「シビルウェディングセミナー」の申込用紙を送付いたします。

■ 書類選考基準A)ミニスターに相応しい方
 ▶ ホテル、式場、その他企業の管理職または管理職だった方
 ▶ 市・町・村長、議員などを務めた方又は現職の方
 ▶ 大学、高校、中学などの教職経験のある方
 ▶ 地域活動の世話など熱心に行い、地域での人望の厚い方
B)年齢 40歳から70歳位まで
■ 認定について認定は書類選考を通過された方で、シビルウェディングセミナーを受講し、実地試験にて審査員の全員の一致をもって決定します。
尚、合格に至らぬ場合は、後日、司式の映像をお送りいただき再審査し、合格の場合は認定となります。
■ 応募期間/締切について全日本ブライダル協会事務局にお問い合わせください。
■ その他ミニスター業と、婚礼司会業及びウェディングプロデューサー業を兼務することはできません。司会業の方がミニスターになられたケースもありますが、ミニスター認定後には司会をせぬことを条件にしておりますので、予めご了承ください。

上級資格について

日頃よりシビルウェディングの普及に取り組んでいただいているミニスターの皆様に敬意を表し、上級資格を開設しました。

資格名と取得の条件、その他は下記表のとおりです。ミニスター資格取得者であれば、どなたでも試験を受けることが出来ます。

Minister・資格取得の条件→セミナー受講と実地試験に合格
・特典→シビルウェディングの司式が可能
・費用→セミナー受講料(認定料込) 75,000円
・認定証 他→認定証(全員に発行)その他、コスチューム・名刺などグッズ購入を許可
Senior Minister(新設)・資格取得の条件→オリジナル祝辞の書類審査に合格
・特典→上記祝辞をセミナーレジュメに記載
・費用→無料
・認定証 他→ピンバッチ 5,000円(希望者のみ)
Executive Minister(新設)・資格取得の条件→DVD審査(司式全体)に合格
・得点→セミナー実地試験の審査員 他
・費用→無料
・認定証 他→ピンバッチ 10,000円(希望者のみ)

シビルウェディングディレクターとは

シビルウェディングは全国各地で広がりを見せ、今後ホテル、式場、レストランなどにおいてプロデュースの需要が高まってくることが考えられます。その場合、シビルウェディングディレクターの存在は欠かせません。

シビルウェディングの受注からカウンセリング、演出、当日の進行など、挙式の中心となるのがシビルウェディングディレクターです。またおふたりの希望で、司式や親族や恩師など参列者の中から依頼したい場合も、シビルウェディングディレクターの指導があれば、行うことが出来ます。

シビルウェディングディレクターになるには

市販の履歴書(写真添付)、名刺と2通の推薦状が必要となります。

推薦状は①エージェントの社長、又は所属するホテル・式場の社長。②商工会議所役員・市区町村長・議員など公職にある人、の2種類が必要です。書類選考の上、シビルウェディングディレクターにふさわしいと判定された方に書類到着後2週間以内に全日本ブライダル協会より「シビルウェディングセミナー」の申込用紙を送付いたします。

■ 書類選考基準ウェディング業界の経験を2年以上積んだ方
■ 認定についてセミナーを受講した方をシビルウェディングディレクターに認定します。(全日本ブライダル協会認定ウェディングプロデューサーの資格をお持ちの方は、シビルウェディングエグゼクティブディレクターに認定いたします。)
■ 応募期間/締切について全日本ブライダル協会事務局にお問い合わせください。
推薦状